男女共同参画ワーキンググループ(WG)


2023年5月1日

1) はじめに
日本手外科学会の男女共同参画に関する取り組みは、平成29年5月にスタートいたしました。女性医師支援のためのワーキンググループから始まり、平成31年4月よりキャリアアップ委員会として専門医偏在対策・若手医師支援に関する活動も併せて行っております。
男女共同参画の主な活動に関して、このページ上で紹介します。それぞれの活動の詳細に関しましては日手会ニュース(以下日手N)にその都度報告してきましたので是非ご拝読ください(WG始動時の報告→日手―N2018年号外P21)。また、女性会員の活躍に関しましても、その一部を以下にまとめさせていただきました。
 手外科に興味をもっている女性医師や女子学生、また研修中の先生方へ、幅広く活躍している女性会員の活動を知っていただくこと、相互の親睦や連携を深めるのに、役立つようにと思っています。またこれらの活動に対しましては、男性医師・男子学生も興味を持ってくださるよう願っています。 

キャリアアップ委員会は2022年にキャリアアップ相談窓口を開設しました。
日手会会員の先生を対象に相談を受け付けております。
専門医取得が困難な地域の方やキャリアアップが困難で悩んでいる方はぜひご相談をお寄せください。

2) 活動報告
〇日本手外科学会学術総会における託児所設置の義務化と運営への関与(託児費用の 一部を学会が補助することになりました)
○日手会ニュースおけるJoyの声の運営
〇キャリアアップ委員会ホームページの更新
〇女性会員Traveling Fellow採択に向けての取り組み:国際委員会へのオブザーバー出席
○キャリアモデル(若手女医が手外科専門医を目指す道標)を作成,HPに掲載
〇2022年学術集会のシンポジウムを企画:キャリアアップ委員会セッション「上司と歩む手外科女医キャリア」
〇第1回Web座談会「上司と歩んだ手外科女医キャリア」を開催 2023年1月21日
 (日本医師会女性医師支援センター事業「医学生、研修医等をサポートする会」として開催)
〇2023年学術集会キャリアアップ委員会セッション:シンポジウム
 「男性医師の立場から男女共同参画を考える」を開催

3) キャリアモデルの紹介~手外科専門医を目指す女性医師の皆さんへ
手外科専門医を目指す女性医師の皆さんへ


4) Joyの声
 第51号より、毎回日手会ニュースに“Joyの声”欄を設けていただき、全国の女性会員の声を届けたいと始まりました。詳細は日手会ニュース各号を是非読んでください。
○堀井 恵美子 (関西医科大学 整形外科)日手N―51号
○林原 雅子  (鳥取大学 整形外科)日手N―52号
○原 友紀   (筑波大学 整形外科)日手N―53号
〇佐々木 裕美 (鹿児島大学 整形外科))日手N―54号
〇中村 優子  (関西医科大学総合医療センター 整形外科)日手N―55号
〇上里涼子先生 (青森県立あすなろ療育福祉センター整形外科)日手N―56号
〇大泉尚美先生 (整形外科北新病院 上肢人工関節・内視鏡センター)日手N―57号

5) 手外科研修病院へ国内留学
 キャリアアップのため、あるいは専門医取得のため、地元を離れて国内留学をされた先生方の経験談です。
聖隷浜松病院手外科マイクロサージャリーセンター  阿久津 祐子(北海道大野記念病院)
埼玉手外科研究所にて  大塚 純子 (名古屋第一赤十字病院)
新潟手の外科研究所にて 藤井 裕子 (藤井病院)

6) 女性会員Travelling Fellow
 Travelling fellowの厳しい選考基準を勝ち抜いて、fellowとして活躍された先生方は現在までに3名います。より多くの女性会員に機会をいただけないかなどなど、委員会としては現在模索中ではあります。
3名の先生方のfellow体験談は下記ニュースレターに掲載されています。
○ASSH travelling fellow

H20年 洪 淑貴 (名古屋大学手の外科)日手N―32号

H27年 吉田 綾 (取手北相良保健センター)日手N-45号

○Asian Travelling fellow

H25年 原 友紀 (筑波大学整形外科)日手N-40号


7) 各学会の女性医師支援取り組み
〇日本整形外科学会 男女共同参画
 http://www.joa-danjo.jp/
〇日本形成外科学会 キャリア支援
 https://jsprs.or.jp/member/career_support/
〇日本医師会女性医師支援センター
 https://www.med.or.jp/joseiishi/