学術集会

第63回日本手外科学会オンライン学術集会開催報告(2020年8月25日)

日本手外科学会会員各位


 新型コロナウイルス感染の全国および全世界の蔓延によりオンライン学術集会とさせて頂きました第63回日本手外科学会学術集会は、令和2年6月25日から8月17日の会期を終え、無事に終了することができました。弘前で開催予定であった藤哲先生の第54回学術集会が東日本大震災によりWeb開催となって以来のオンライン学術集会でした。私ども開催者も多くの問題を抱え、会員の皆様方には多大なご迷惑、ご不便をおかけしましたことを心から深くお詫び申し上げます。
 令和2年1月ころから新型コロナウイルス感染が世界に蔓延し始めたころは、他人事のように思っておりましたが、まさかスペイン風邪の流行以来の世界的大流行が起きるとは全く思っておりませんでした。そのため新潟での開催に向けて粛々と準備を進めておりました。しかし3月になり全国規模の流行が始まり、日本整形外科学会学術総会が福岡での開催から、オンライン学会も視野に入れているとの情報が入ったため、新潟開催とオンラインとの両方の準備を始めました。海外招待講演の中止を海外講師に連絡をさせていただきました。感染対策のため、学会用に消毒用アルコールを確保、会食などもすべて中止するなど新潟開催を模索しておりました。しかしコロナウィルス感染が全国規模に拡大し、海外各国もパンデミックに陥ったため、3月22日の日本手外科学会理事会において、新潟開催の中止、オンライン学会の変更が決定いたしました。第93回日本整形外科学会学術総会もオンライン開催と決定したため、同じ運用会社にお願いしたほうが、スムーズにオンライン学会が開催できるのではとのご意見を頂き、京葉コンピューターサービス株式会社にお願いすることとなりました。第93回日本整形外科学会学術総会と一部同様のシステムを活用させて頂きましたことを、東京慈恵医科大学丸毛教授に深くお礼申し上げます。

 オンライン学会では残念ながら楽しみにしておりました海外招待講演、阿蘇風の丘美術館大野館長の特別講演は中止いたしましたが、そのほかのプログラム(特別講演、教育研修講演、腱のワンポイントアドバイス、先天異常懇話会、シンポジウム、パネルディスカッション)は発表者、座長の先生方のお蔭をもちまして大変満足できる内容であったと思っております。またランチョンセミナーもライブ配信で8演題行うことができました。これら指定演題として61演題、一般口演343題、ポスター発表 213演題とオンラインでどれくらいの演題が集まるか心配しておりましたが多数の演題を頂きました。開催者としましては大変満足できる結果であったと思っております。また学術集会が長期にわたるためライブで行ったランチョンセミナーを除くと、聞きたい演題がもれなく視聴できてありがたかったというご意見も頂きました。また研修単位取得も多く、皆様方に御参加いただけたと思います。
 今回のオンライン学会は、来年以降の今後の学会の在り方について考える良い機会であったと思っております。私どもは準備時間も少なく、オンライン運営会社とのやり取りなどに手間取り、皆様方への情報発信が後手後手に回りました。しかしオンラインならではの良い点も多く、今後どのようなことがおきても柔軟な対応ができるように主催者である日本手外科学会全体で考えていく必要であると思われました。最後に日本手外科学会全会員の皆様、協賛していただいた多くの企業様、ご協力いただいた新潟大学整形外科学教室同窓会の皆様に御礼申し上げます。また多くのアドバイスを頂きました加藤博之前理事長、平田仁理事長に深謝いたします。システム運用の京葉コンピューターサービス株式会社様、運営事務局のアドメディック株式会社様にお礼申し上げます。

第63回日本手外科学会学術集会
新潟手の外科研究所 坪川 直人


第63回日本手外科学会学術集会 オンライン開催につきまして(2020年4月6日)

日本手外科学会会員各位


 第63回日本手外科学会学術集会のオンライン開催に関しましては、皆さま方に多大なる御心配と御迷惑をおかけしております。現在、参加登録方法、講演、ポスター、教育研修講演などの発表方法登録につきましては、第93日本整形外科学会学術総会と同じ手法で行う予定です。一般演題とポスターのデータのアップロードなどの手続きは日本整形外科学会に合わせる関係で調整中であり、そのため具体的な学会参加登録、発表手順などは、日整会側の公表後に改めてご連絡いたします。アップロード時期も日整会よりも2週程度遅くなることをご連絡いたします。
 新型コロナウィルス感染が全国に広がり、会員の皆様も不安な日が続いていると思います。オンライン学会成功に向けて、なお一層の努力を行って参ります。なにとぞ皆様方のご理解とご支援、また多くの会員皆様方のオンライン学会への参加をお願い申し上げます。

一般社団法人日本手外科学会
理事長 加藤 博之
第63回日本手外科学会学術集会
会長 坪川 直人


第63回日本手外科学会学術集会の開催に関して(2020年3月23日)

日本手外科学会会員各位


 3月10日にホームページでご案内いたしておりましたが、新型コロナウイルス感染の推移、現状を踏まえて3月22日(日)に行われました理事会におきまして、4月23日(木)-24日(金)新潟市での学術総会開催を断念することが正式に決定いたしました。延期は行わず、6月中旬から一定期間(8月中旬まで予定)におきまして、オンライン学術集会として開催する予定です。
開催予定であった代議員会、および各種委員会も新潟での開催も中止になります。
新たな委員会開催のご案内は、委員会主催者より追ってご連絡をいたします。
これにより学会事前参加登録はいったん中止し、新たなオンライン学術総会の参加登録等の準備が整い次第、ホームページ(https://admedic.co.jp/jssh2020/)でご案内いたします。
また、演者の皆様には、発表データの登録等につきまして、個別にご連絡を差し上げます。
ご参加を予定されている皆様には多大なご心配とご迷惑をおかけし、心よりお詫び申し上げます。
 オンライン学術集会では、各講演(ポスターを含む一般演題および教育研修講演として認定されているランチョン、シンンポジウム、パネルディスカッション、特別講演)の視聴ができるようにし、また各種学会の教育研修単位の取得が可能になるように各学会にお願いしてまいります。
4月25日に予定しおりました春期研修講演につきましてもオンライン研修会に移行できるか検討中です。随時、本ホームページで紹介してまいりますので、定期的にホームページを確認していただきますようお願い申し上げます。

 この度の決定に際しましては、新潟でも新型コロナウィルス感染者が発生しており、多くの医師が集う学術集会から感染者が発生し、感染クラスターを引き起こした場合、社会的責任、診療への影響は計り知れないことを考慮いたしました。
今春に開催予定であった多くの学会が夏以降の延期を予定しておりますが、夏以降に感染が終息するか未確定であり、また新潟の会場の確保が難しいため、日本整形外科学会学術総会にならいオンライン学術集会を選択いたしました。
準備をしてまいりました開催者といたしましては、断腸の思いもございますが、オンライン学術総会の成功に向けて精一杯の努力を行ってまいります。
ご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 オンライン学術集会の詳しいご案内は4月下旬ごろホームページでお知らせする予定です。
皆様のご参加をお待ちしております。

令和2年3月23日
一般社団法人日本手外科学会
理事長 加藤 博之
第63回日本手外科学会学術集会
会長 坪川 直人

第63回日本手外科学会学術集会
2020年4月23日(木)・24日(金)
https://admedic.co.jp/jssh2020/

本件に関する問い合わせ先:
第63回日本手外科学会学術集会 運営事務局
株式会社アドメディック内
〒950-0951新潟市中央区鳥屋野310
TEL:025-282-7035 FAX:025-282-7048
E-mail: jssh2020@adomedic.co.jp